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読みを言葉に

図書館へ通い続ける語彙力無子の日記

春を嫌いになった理由(わけ)感想

誉田哲也 小説


「春を嫌いになった理由(わけ)」
著者:誉田哲也


著者はストロベリーナイト武士道シックスティーン等の代表作を持つ誉田哲也氏で、内容はホラー?ミステリー?な内容だ。
数ある作品の中ではあまり目立つほうではないが、個人的にはかなり名作だと思う。

~あらすじ~
主人公の秋川瑞希(就職浪人中)は、テレビ局で働く叔母の織江に通訳の仕事を持ちかけられる。通訳の相手は超能力者のマリア・エステラ。
瑞希は英語・ポルトガル語を得意としていたので、持ちかけられた話だったが、超能力等を信じていない瑞希としてはかなり気乗りのしない仕事だった。
そんな瑞希もエステラの通訳を介して、どんどんと事件に巻き込まれていく。


正直、最初読んでいる時はあまり気分が良くなかった。
後、途中まで話の流れに付いて行けてなかったというのもあるかもしれない。

瑞希は英語とポルトガル語を得意としているのに、いざ仕事としての通訳をすると「中学生の英語みたいに定型文でつまらない。だから就職浪人なんかするんだ。」とヤジを織江から飛ばされる始末。
エステラの超能力で遺体が発見しても、警察は「自作自演じゃないか」と信じて貰えず終い。

そして、何故か途中から中国人の話が入ってくる(これは読み進めると内容が分かる)
極貧で、なんとか生活を一変する為に密入国を兄妹でし、日本へやってきた。
「テレビ局とか超能力と関係ないじゃん・・・どこで結びつくんだよ」と思っていた。
しかもだ、途中で兄妹が兄の様に慕っていた人が殺されてしまう。
殺され方も普通に刺されてーとか、撃たれてーとかならまだしも
殺され方の描写がグロテスク。怖いよ!!(泣


でも大丈夫、最後はちゃんと綺麗にまとまっているから。
テレビ局も超能力も中国人も全て一つの線に繋がるから。

私も最後は「そう言う事だったのか・・・!!」とつぶやいていた。
これは全てを読みきった人だけに伝わる感情だと思う。どの本もそうだよね。


「春が嫌いになった理由」というタイトルの理由をずっと「エステラや遺体の発見に付き合わされたせい」だとばかり思って読んでいたのだが、ちゃんと理由は最後に説明されております。オチ付きです 笑

誉田哲也さん、引き込んでくるなあ。
今度は有名作も読んでみようかな。

 

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