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読みを言葉に

図書館へ通い続ける語彙力無子の日記

北九州一家連続殺人の本当の恐ろしさを読んだ


「消された一家」
著者:豊田正義

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)

 

初めてかもしれない、こういった本を読むのは。
半分は不謹慎だけども好奇心。
事件は2002年、私は当時小学校低学年だったのもあって、リアルタイムでの事件の記憶は残っていない。近年になって、類似した事件「尼崎連続殺人」が起こった事もあって注目された際にこの事件の存在を初めて知った。

当時のニュースで使われていたであろう相関図がヤフーで調べると出てくるけれども、事件の背景を知らない人間が観ると本当に意味不明。
何がどうやったら家族全員巻き込まれるの?誰も止められなかったの?娘は何がしたいの???って状態になる。

しかし、この本を読んで「洗脳の恐ろしさ」というものを知った。
いきなり恐喝したりする訳ではない、本当に少しずつ少しずつ心を支配していくのだ。
本を読んでいて死ぬほど当時の様子が伝わってきた。
この本を書いた作者が凄いのかもしれないが、当時の様子や、洗脳されていく過程が痛い程伝わってきた。

この中に出てくる、被害者の中で唯一生き残った少女の人生はどうなったのだろうか。
幸せに、とまではいかなくても、どこかで平穏に生きていてほしい。 




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