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読みを言葉に

図書館へ通い続ける語彙力無子の日記

ないたカラスでちょっと江戸へ

小説 中島要


「ないたカラス」
著者:中島要

ないたカラス (光文社時代小説文庫)

ないたカラス (光文社時代小説文庫)

 

 なんだか現実味溢れる話に疲れてしまい、たまにはタイムスリップしようと読んでみました。表紙からして現代ではないですからね 笑

~あらすじ~
舞台は江戸時代。
鬱蒼とした林の中にある荒れ果てた寺に住む住職とその御付きの男。実は二人とも寺の関係者ではなくて、単に廃墟と化した寺に住み着くただの町人だった。
身分を偽り、千里眼を持つ住職として寺にあがめる事で、街から依頼に来る町人たちの悩みを解決しては小銭を稼いでいた。
しかし噂は広まりに広まり、遂には届いてはいけないような有名な人たちにまで広まり事件がまた大きくなっていく。


時代が離れていても、浮気や家庭の悩み等、時代が変わっても悩みは共通しているよなあ・・・と考えさせられる作品。
2人の過去は想像以上に重いし、絆が深い理由もまた重い。
でもいいなあ、どんな苦しい状況でも裏切らない絶対的な2人の友情が羨ましい。

けれどちょっと住職を演じる三太は操り人形過ぎるし、自分がない所がイラッとしたかな。優しいと優柔不断は違うし、ただの八方美人やんけーって部分もなかなかにね。

人間味が深くて読みやすい作品なので、少し現代に疲れた人にはお勧めですね。

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